<2004.6.12> 新人嵐の予感
・・・雨・・・


<まず岩魚>
車は路面の水溜りを掻き分け進む。

路の左右に位置を替えながら 沿う小川を覗くと

今回の目的とは 違う川では有るのだが かなりの

荒れ方を伝えて来る。

語らいながらの車中にて 釣行計画の組み立て

直しに入って居た・・・・・・・・・。


まず手始めは岩魚がいいだろうと 林道に突入

上流を目指す 地道の林道は山水が溢れ出し

あたかも急流の様に 後方へ流れ下って行く

肝心の渓は流れも太く 何時もの倍は有ると見た

もう既に 遡行可能限界線上を行き来して居る様で

何時も大岩魚が潜み 裏切る事無く姿を見せる

弛みさえ 流れの押しが強く 立ち込み寄り付く

事さへ出来ない  

何とか 幾つかの岩魚を手にした後 攻略し易い

流れの緩い場所への 転戦を告げる。



此処もかなりの増水で 水位は高いが釣り辛い程

ではなかった。


そうもっと々前に 左斜め45°に立って定位する

奴らの死角から忍び寄る 適水勢の其の場所で

序列に従う一群が 上流を伺い 餌の流れ落ちを

待ちかねて居る筈  気取られる事無く餌を見せ

流れに乗せる事が出来たなら 寄り添うように

付いて来る奴らは 流勢の弱まる 其処正面辺りで

餌を咥え反転! 上流向け底へと引き込んで行く

竿先を常に 目印より先行すれば 合せ遅れは

無いだろう  こんな攻略手順を 尺巾間隔で

続けることが出来たなら もう歓喜に包まれる時は 

約束されたも同然  更に大迷路へと迷い込む

一渓師の誕生と成る。

<次にはアマゴ>

<岩魚に>

<有終の美はアマゴ>

至福の一時を過ごし 尺j級数本含む魚篭に入り切らない程の漁果を 抱えて帰路に付いたのは10時頃で

意気揚揚と走る車の先々は雨雨また雨? どうやら自他共認める雨男とか(汗)   

                                                       oozeki